日野市立日野第三中学校〜聞いて触って感じて、視覚障碍者の生活を知ろう 前編

11月16日。

日野市立日野第三中学校にゲスト講師として呼んでいただきました。

二部構成になっていて、最初の一時間は全学年にお話をしました。

後半は一年生にオリジナルアイマスク体験をしました。


「前半の様子」

約300人の全校生徒の前で、私がどのように日常生活を行っているかをお話ししました。具体的なエピソードを交えながら、目以外の感覚を使って暮らしている様子をお伝えしました。

生徒さんたちからもたくさん質問いただきました。


全体の様子

「初の試み、触るワークショップ」

私が話すだけじゃなく、みんなに参加してもらおうと思い企画しました。

まず日常的に使っているお金を、視覚を使わず当ててもらいました。

四枚の小銭の中から、アイマスクをした生徒さんに、触った感覚で10円を当ててもらいました。

見事正解!

続いて、箱の中に「とあるもの」を入れ、代表の生徒さんに触ってもらいました。

代表の子は、私からの質問に答えながら、それが何かを当てます。

会場にいる人は、私と生徒さんのやり取りを聞きながら、触っているつもりになって、大きさや形、触感からそれが何かをイメージします。

見事に三つクリアしました。

触ってもらったものは、柿・松ぼっくり・ジャムの瓶でした。


柿・松ぼっくり・ジャムの瓶

最後のジャムの瓶は、瓶だということは分かったとしても、見えなかったらその中身をどうやって確認するか、そこまで考えてもらいたくて出しました。

みなさんすぐに

「匂いを確かめる」

「食べてみる」

などすっと答えが出てきて、さすがだなと思いました。


「最後に伝えたメッセージ」

目以外の感覚を使うことで、見えなくてもどんな風に生活しているか、少しでも伝わっていれば嬉しいです。

「目がみえないとこれもできないんじゃないか、あれもできないんじゃないか」

ではなくて

「こんな風にしたら見えない人もできるんじゃないか、楽しめるんじゃないか」

そんな考え方を持った人が一人でも増えてくれると、嬉しいなと思います。


後編はこちら