後半は、一年生70人ほどにオリジナルアイマスク体験をしました。
まずは、室内で白杖を持った人と手引きをする人に分かれ、誘導の仕方を練習しました。
ペアを交代して、同じことを行った後は、体育館から外に出発です。
「普段目でいろんな物を認識しているみんなが、突然視覚を閉ざせば怖いのは当然だと思います。
でも、目以外の感覚に意識を向けてみると、色んな音やにおいを感じることができると思います」
と話をしました。
目以外の感覚でどんなものが発見できたか、最後に発表してもらいます、と伝えて体育館から出発しました。
私は話し声や雰囲気から、みんなの様子を見ていました。
「階段があるよ。えーっと、1・2・3段」
「外に出たら風で分かるね」
「葉っぱのにおいがする」
などなど、口々に感想を話しながら取り組んでくれていました。
全員が戻ってきたところで、感想を聞きました。
予想通り、見えなくて怖かったという意見もありましたが、五感を使って楽しんでくれた様子が伝わってきました。
普段意識していない、目以外の感覚をたくさん使ってもらえて嬉しかったです。
こうやって、見えない人がどうやって生活をしているか、これからもたくさん伝えていければと思います。
当日お手伝いいただいた方々、本当にありがとうございました。
講演会のご依頼をくださった、日野第三中学の校長先生、ありがとうございました。