「見えない母と見えない母の子~障がい者の子育て【障害を持つ母の子育てお話会】」

7月31日。
神戸市垂水区のシェアハウス和楽居をお借りして、友人の浅野ゆりさんと、障害額の研究者である松波めぐみさんの三人でお話し会を開きました。
見えない母である私と、見えない母の子として育ち、視覚障碍者一家の三代目であるゆりさんのかけあいに、松波さんが解説をしていくという流れでした。
15時~17時、18時~20時の二部制で行いました。
参加してくださったのは、小さなお子さんを連れて来てくださったお母さん、視覚障害当事者の方、発達障害のお子さんがいらっしゃるお母さん、見えない人の世界に興味を持ってきてくださった方など様々でした。
私たちの自己紹介をして、いよいよスタートです。

「見えない母と見えない母の子」

まずは、全盲の私がどんな風に子育てをしているのかお話ししました。
参加者の方の中には、特別な方法がどんどん出てくるのではと思っていた方もいらっしゃったかもしれません。
毎日の生活は見える人と変わりありません。
じゃぁ、その見える人と変わりない生活をどんな風にしているのか、工夫していることをお話ししました。
見えない母の子として育ったゆりさん、自身も弱視です。
「中途半端」と言っていましたが、見える人に合わせてがんばり続けるときつい。
でも小さいころからずっと、弱視のご両親に代わって代筆代読をするのが当たり前で、そのはざまでの様々な経験を面白く話してくれました。
私たちのやり取りを聞きながら、松波さんが解説・補足をしてくれました。
参加してくださった方からもたくさん質問が出て、あっという間の時間になりました。
最後に、一言ずつ感想をいただいたのですが
「見えないことってずっと特別だと思ってたけど、そうじゃないんですね。生活の中で工夫してることはたくさんあるけど、それ以外は何も変わらないんですね」 と言ってもらったのが嬉しかったです。
神戸での素敵な方々との繋がりもでき、素敵な時間になりました。
ありがとうございました。