日野市夏のボランティア体験 二日目 点字メニューを作ろう」

8月4日。
点字講座二日目です。
二日目の参加者は11人(小学生6人、高校生3人、保護者2人)でした。
昨年点字で絵本を作ったときに、次はメニューをやってみたい、というリクエストをいただいていました。
そこで、今年はメニュー作りにチャレンジすることにしました。

メニューを作るお店としては、チェーン店ではなく個人でやっているところ、私の家の近くのお店ということを基準に選びました。
せっかく作ってもらった点字メニューをすぐに使える人が近くにいた方がいいということで、私や夫が行ったことがあり、これからも行くことがあるであろうお店にしました。
駅からアクセスがいい場所ということで、他の視覚障害の人にも使ってもらえたらという気持ちもあります。
この条件で見つけたお見せが、京王線高幡不動駅すぐの場所にある、「珈琲はうす あんず村」です。


珈琲はうす あんず村の外観。手書き風の看板とレースのカーテンが可愛らしい、落ち着いた雰囲気のお店

お店の方も、点字メニューを作るということを快く引き受けていただき、当日となりました。
私はメニュー作りに参加することはできませんでしたが、 どういう風に作ればいいかという提案をさせていただきました。
二冊のメニューを作ることになりました。
一冊は、見える人が使うものと同じメニューに、商品名と値段だけを点字シールで張り付けていきます。
ざっと値段と内容を知りたい方はこれを見てもらうことになります。
もう一冊は、商品の説明が書かれた物を点字の紙に印刷した物になります。
より詳しくメニューの中身を知りたい方は、こちらを見てもらうことになります。
こちらの詳細メニューについては、二日目の講師をしてくださったボランティアさんが作ってくださいました。
みなさん長い時間をかけて、一生懸命取り組んでくれていたと聞きました。
みなさんのがんばりのおかげで、無事にあんず村の点字メニューが完成しました。


完成した点字メニューの表紙と中身。見える人が使うものと同じメニューに、点字シールが貼られている

後日、ボランティアセンターの方と、娘を連れてそのメニューを届けに行ったところ、とても喜んでくださいました。
今後も夏のボランティア体験として、日野市内のいろんなお店のメニューを作っていければいいなと思っています。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。


お店の方に点字メニューを渡しているところ