8月26(水)・27日(木)、日野市夏のボランティア体験の一環で「点字を学ぼう」を開催しました。
受講生の年齢は幅広く、下は一年生、上は70代の方にご参加いただきました。
参加者という意味では、0歳・2歳のお子さんを持つお母さんが点字を学びたいと来てくださり、赤ちゃんたちも一緒に参加してくれました。
両日とも参加が原則でしたが、どうしてもという方は一日参加の方もいらっしゃいました。
参加者のみなさんに点字体験をしていただく前に、それを使っている視覚障碍者のことを知ってもらう時間を作りました。
私の自己紹介からどんな生活をしているかを知ってもらい、みなさんからの質問を受けました。
料理に着いて、買い物に着いて、お話しさせていただきました。
参加者のみなさんにも全員、一言ずつお話ししてもらいました。
話していただいたのは以下の四つ。
・名前
・どこに住んでいるか
・学年
・点字講座に参加しようと思った理由
参加の動機をいくつかご紹介します。
「目が見えない人とお話ししたかったから」
「困っている人の役に立ちたいと思ったから」
「駅で見て、点字が気になったから」
小学校1年生から4年生までの子供さん。
「4年生のときに点字を勉強して楽しかったから」
高校生の女の子。
「通っているカルチャースクールに視覚障碍者の人がいて、点字を勉強しようと思った」
という方がお二人いらっしゃいました。
こうして皆さんからの参加の理由を聞き、身が引き締まりました。
点字の仕組みを話して、自分の名前を書いてもらいました。
みなさん一生懸命点字一覧表を見ながら、分からないところは質問してくれながら書いていました。
名前を書き終わった人は短い文章を書いてもらうことにしました。
「何か書いてみたいものはありますか?」
と聞くと
「好きな習い事」
という答えが。
なるほど、この子は今好きな習い事をしているんだろうなと思いながらも、習い事をしていない人もいるかもしれないので
「私の好きなことは○○です」
という文章を書いてもらいました。
習い事について書きたいと言っていた子は、やはり一輪車を習っていると書いてくれました。
読書が好きだと書いてくださった方、ダンスが好きだと書いてくださった方、刺繍が好きだと書いてくださった方…。
みなさんのことをたくさん教えていただきました。
あっという間に終了の時間になりました。
ボランティアセンターの方が、明日も来る人は点字器を持ち帰っていいと言ってくださいました。
みなさんすごく喜んでくださったのが嬉しかったです。
視覚障碍者のことを知り、点字で自分の名前と短い文章を書くことをして、あっという間に一日目のプログラムは終了しました。