大学での授業「視覚障害教育総論」

8月2日。
昨年と同じ関西にあるとある大学に、集中講義のゲスト講師として行かせていただきました。
特別支援教育の免許取得を目指す学生10人と一日一緒に過ごしました。
「視覚障害教育総論」という授業、昨年とは違うメイン講師の先生と一緒にやらせていただきました。

「視覚障碍者の生活」

 今まで直接視覚障害者と関わったことがないという学生に、私の一日を例に朝から夜までどんな生活をしているかお話ししました。
その話をした後に、学生から質問を受けました。
「料理はどうやっているんですか?」
「お子さんが小さいとき、どうやって安全確保していましたか?」
などたくさんの質問が出ました。
一つ一つに答えていきながら、真剣に聞いてもらえている様子が伝わってきました。
今まで見えない人の生活が全く想像できなかった状況から、少しでも「やり方を工夫して同じように暮らしてる」ということが伝わっていれば嬉しいです。

今度は私から学生に質問をしました。
自己紹介の後に、どうして特別支援の免許を取得しようと思ったのかを全員に答えてもらいました。
昨年もこの質問をし、興味深い答えがたくさん聞けました。
今年も学生の生の声を聞くことができてよかったなと思います。

私の生い立ちを話しながら盲学校での様子や大学でのことも、たくさんの質問を交えながら聞いてもらうことが出来ました。
授業を聞いてくれた学生の中で、一人でも多くの人が特別支援教育の現場で活躍してくれたらとても嬉しく思います。 お声がけいただいたメイン講師の先生、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。