キャリア勉強会「ブラインドママのキャリアストーリーを聞こう 2」

 9月13日(日)「ブラインドママのキャリアストーリーを聞こう」の二回目を開催しました。
今回もキャリアカウンセラーの奥富美子さんが企画してくださいました。
参加者は、キャリアカウンセラーの方が5人、盲学校の中学部に通う全盲のお子さんを持つお母さんたちが3人、中学三年生の女の子が一人でした。
前回来てくださったお母さん二人とその娘さん、そのお母さんの紹介で来てくださった方がお一人来てくださいました。

前回は私がキャリアストーリーを語り、その後みなさんから質問を受け付けました。
今回はキャリアストーリーの資料を見ていただきながら、順番に質問していただいて、みんなでその話題に着いて話すというやり方でした。
いただいた質問をいくつかご紹介します。
「大学時代の就職活動はどんな風にされていましたか?」
はい。片っ端から履歴書を送り、とにかく「働かないといけない」という気持ちでいっぱいだったという話をしました。
でも、やみくもに履歴書を送るだけでは仕事は見つからないと気が付き、好きなことは何かを考え、そして最初に努めた職場に就職が決まり…という話へと続きました。
「人生の指針になっている言葉はありますか?」
キャリアカウンセラーさんからの質問でした。
指針ではないのですが、強く印象に残っている言葉はいくつかあります。
高校3年の頃の担任の先生から卒業前に言われた言葉についてお話ししました。

視覚障害についての質問もたくさんいただきました。
「見えないがゆえに怖い思いをしたことはありますか?」
全盲の女の子を持つお母さんからの質問でした。
ちかん、ほんとにこれは許せないですが、何度もあります。
ちかんを撃退した話などもしました。
料理に着いて、買い物についてなど、質問は続きました。

今回は閲覧コーナーを作り、点訳絵本の点字をしました。
点訳絵本を初めてみるキャリアカウンセラーの方々が、バシバシ写真撮ってたのが印象的でした。
こうやってみなさんと時間を共有する中で、私の今までのことや視覚障害について質問をいただき、考え、答えることは、私自身のいい学びになっています。
企画してくださった奥さん、参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
またぜひこういう機会を持ちたいと思っています。